誰もが気軽に立ち寄れる場所へ。道の駅”宿場町ひらふく”が目指す「地元に愛される」場所作り。
鳥取道から佐用平福ICに降りてすぐ、佐用町の名所の一つである平福地域にある道の駅”宿場町ひらふく”。
観光客と地元の人たちで賑わいを見せるレストランや売店の複合施設で、いなちくロングライドの最終チェックポイントでもあります。
道の駅と聞けば一般的には、「観光に来た人が立ち寄り、観光情報を得たり地元の特産を食べたり、お土産を買って帰ったり」等のイメージがありますが、この「宿場町ひらふく」は少し様子が違います。
というのも、地元の特産品の隣に全く別の地方のお土産が置いてあったり、観光客に混じって地元の常連客のような人の姿が目立ちます。
一体どういうことかと思って駅長さんにお話を聞いたら、そこには地元の人との結びつきを強めるための、大胆な施策がありました。
大河ドラマの影響を受けた2000年代
この駅がある町・平福は、あの吉川英治作「宮本武蔵」でも描かれた、宮本武蔵が幼少時代を過ごした町として知られており、また武蔵が生まれてはじめての決闘を行ったという逸話もあります。
江戸期には因幡街道最大の宿場町としても名を馳せ、現代でも武蔵のストーリーや昔ながらの街並み、すぐ近くには朝霧の名所でもある利神城跡などの観光資源にも恵まれ、多くの人が訪ねてこられていました。そしてそのピークを迎えたのは2003年ごろ。
かの年に放送された大河ドラマ「武蔵~MUSASHI~」の影響で平福には多くの人が詰めかけ、1999年にオープンしたこの道の駅”宿場町ひらふく”もその影響を大きく受けて、当時はかなり多くの人で賑わいました。
しかしその影響は徐々に落ち着きを見せ、また時代の流れも相まって少しずつ客足は減っていきました。
そういう状況下に置かれ、駅は大きく方向転換を行います。
地元の人にも愛される駅作りを
もともとこの平福周辺には、地元の人が気楽に立ち寄れる飲食店や売店が少なく、買い物が不便だという声も多くありました。
そういった地元の状況を受けて、駅は品揃えを一新。
これまで業者任せにしていた観光客を主体とした土産ものばかりの品揃えから、一般的な日用品や他の地域の特産品なども置くようにするなど、地元の人にも喜ばれるようなラインナップを追加。
また、地元の人が作った食料品や手芸品なども積極的に店頭に置いたりなど、単に商品を売るだけでなく、地域の人たちへ創作の場を提供するなどの活動も行うようになりました。
この甲斐あってか現在では地元からの客足も増え、時には地元の方と駅のスタッフが親しげに談笑する姿を見ることも出来るなど、駅はより地域の人々と近い存在となりました。
もちろん佐用のお土産も充実
地元へ向けた店つくりを始めたとは言え、もちろん観光客の方に向けても喜んでもらえるよう、しっかりと地元土産のラインナップも充実しています。
スイーツからホルモンうどんのたれまで、地元ならではの商品が数多く揃っています。
レストランはまるで「町の定食屋」
駅の右側にはレストランも併設されています。
観光客に喜ばれるような地元の特産品を使ったものから、地元の人たちが気軽に外食できるようにと定番メニューまで幅広く網羅。
いわゆる観光地価格ではなく、一般的な価格設定なのもうれしいところ。
実際、地元の人の外食やティータイムにも利用されるなど、まさに町の定食屋やカフェのような立ち位置となっています。
名物はやっぱりしかコロッケ
そして道の駅”宿場町ひらふく”の名物といえばこの「しかコロッケ」!外の売店で購入可能です。
しか肉独特の臭いなどのクセもなく、それでいて肉感しっかりのジューシーな味わい。
お値段も150円とお求めやすく、私も立ち寄ったらほぼ毎回買ってしまいます。
ちなみにこのしかコロッケ、一度テレビ番組「カスペ!」でも紹介されており、その際に残された石橋貴明さんからの直筆メッセージが。
他にもさまぁ〜ず三村マサカズさん、浅越ゴエさんのメッセージもあるので是非探してみてくださいね^^
こんにゃくミックスソフトも忘れずに
さらに忘れてほしくないのがこのこんにゃくミックスソフト。
地元産のこんにゃくを練り込んだ、一風変わったソフトクリームで、これまた絶品です!
道の駅”宿場町ひらふく”へのアクセス
道の駅”宿場町ひらふく”は、鳥取道”佐用平福IC”から約2km。国373号線沿いにあります。
所在地 | 〒679-5331 兵庫県佐用郡佐用町平福988-1 |
電話番号 | 0790-83-2373 |
営業時間 | 午前8:30から午後7:00 |
定休日 | 毎週水曜日 |
Webサイト | http://www.hirafuku.jp/index.html |
地元の人たちと観光客で賑わい、とても暖かい雰囲気の道の駅”宿場町ひらふく”。
食事でもお茶でも、あるいはお土産買いついでにちょっと一服にでも。
ツーリングの途中に立ち寄るには最高の場所ではないでしょうか?
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